望むもの

焼肉を逃してしまったけど、顔だけみせて、
その後、幹事さんと二人で飲んだ。


彼を見てると不安になる。
自分は彼に何かを提供できてるのかと。
いろんなことを吸収しようとしてる。
色んなところを目を見開いてみようとしてる。
感じようとしてる。


そんな彼に自分は何を見せているんだろう。
21歳だった自分を思い出してる。
そう、自分で決めたことすべてがいつも不安だった。
本当に仲のいい人しか知らない悩みがいっぱい。
いろんな人と話をして、考えて。
気持ちはいつもあっちこっちだった。
いっぱいの忠告と助言と。
そうしてドイツに行った。ドイツで考えた。


そんなことを思うと、自分は彼の考えに
答えられる技量がないことを申し訳なく思う。


正しい、悪い世界じゃなくて、
自分が正しいと思うこと、いいと思うこと、
自分の考えを通すこと、妥協すること。
自分を知ること。他人がどう見てるかということ。
世間がどう見てるかということ。
世の中のレベルを知ること。


彼と話をすると
どこまで彼は社交辞令と本気をわかっているのか
心配になる。
すべてを本気に変え、行動して示すことも可能。
けど今の自分はそれはしない。
それがいいことだと思わないから。


自分はいっぱいの提示だけしかできない。
答える技量がない。
その先の答えをしらない。