平凡

バイトで別の部署に飛ばされた。
早上がりする予定が大幅に狂う。
焼肉が逃げていった。


で、別の部署はディズニーのバイトを
思い出した。人を出して乗せて。
忙しくて、時間が経つのも早い。
何も考えずに済む。


途中、女4人組に
「あの人きもちわるい」って言われて
かなりへこんだ。ありえない。
従業員なのに、しかも聞こえないと思って
小声で言ってるけど全部聞こえた。


人のこと見て笑ったり、一緒の人に耳打ちするのって
凄く失礼だよ。しかも初対面なのに。
ものの数秒しかその人をみてないのに。


これがお台場にくる人達なんだとよくわかった。
ディズニーの時はさすがにそういう人はいなかった。
すでに従業員のイメージがあるから、そうはならなんと思う。


で、待機中ほとんど人と話をしなかった。
初対面は本当緊張する。
同じ従業員同士なのに。


仕事中なら見知らずの人にも全然平気なのにね。
意識の違いって凄いよね。


で、その後友達と会って少し飲んで、
帰りに外で飲んだ時にいつも買う自販機で
いつもの甘いコーヒーを買った。


買ったときに思った。平凡であることに
幸せを感じよ、って。
ルーティンでいい。何も変哲もない生活でいい。
今日のバイトみたいに、
何も考えずに時間が過ぎ、同じ道を帰る。


このことを幸せと感じろよ。
平凡であることを感謝しないと。
何を外国だの言ってるんだろう。
ドイツで出会った友達と会うとどうしても
今ある平凡に対して、本当はそうじゃない、って思ってしまう。
けど、そんなことない。
目立たぬように、目立たぬように。


逃げたい、って思った。
今ある関係すべてなくして。
またかよ