■
- 作者: 雨宮処凜,大橋裕之
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
なんとなくね、読んでて納得いかなかったなぁ〜。
たとえば、生き延びるために、
無料でバナナとかもらえるんでしょ。
この経済社会が無駄なものを大量生産した結果として
下に流れていくんだと思うけど、
最下底の前にギリギリで暮らしてバイトして
生きている人にとってみたら、やるせなくなる。
決して裕福なんかじゃなく、
いろいろ切りつめて生活していて、
バナナ買うのですら迷いながら、買っている人がいて。
そんな人達のモチベーションを崩していってる気がする。
ダメとか良くない、とかじゃなくて
頭固いのかもしれないけど、
前提を崩して生き延びるのってずるくないかな。
この資本主義の世界で生きている限り、
反発があるなら、資本主義の前提に立って
戦ってひっくり返していかないといけないんだ、と思うんだよね。
働く労働者を応援できる人になりたい。
いろいろな価値観があっていいと思う。
けど、応援する前提に資本主義に乗っかって
落ちないように努力している人をきちんと救いたい。
全然、こういう関係の本読むけど、好きだけど、
違和感をもった一冊だった。。。