キッチン

きっと、自分はどんなに過酷な状態になっても
生きていける自信をもってしまった。


小説は切ない。
死に対して切ない混乱の中を生きていく。
日常が日常でなくない。
非日常。


けど、本物の人生ってそんなに淡々としてなんていない。
悲しいことやつらいことばかり。


でも人は人として生きていく。


そうそう、今日やっとテレビでやった「愛の流刑地」を
観終わった。


これもそう。
こういうものを観ると、自分は生きていける。
どんなつらく残酷な世界でも。
心をかき乱されても。


きっと自分は本当の「愛」なんてしらないままで
生きていくのだろう。
ふとそんなことを思った。


残念なことだけど。